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所詮

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ここに住むと所詮自分のことと家族のことくらいが
中心に回っていて、友達が次にきているくらいなのだと
考える。

お隣の誰さんとか、仕事場の誰さんとかの
つながりの線は実は切れそうに細くなっていて、
そんなところも大事にしている日本に戻りたくなる時もある。

正直なのはいいことだと認識していたのだけど、
歳のせいかそれも時々疲れるように感じるのは
気のせいではないはずだ。









2005-11-04 23:39:34
J'espere

先日友達に移住宣言をした。
友達は多いに祝福してくれたのだけど,いかんせん素直に喜べなかった。
理由はわかっている、まだ、もやもやしているのだ。

移住
その言葉にはいろいろな意味合いが含まれている。
その国でしたい事がある。
その国でしかできないことがある。
そして母国が好きになれない。
もろもろ

1年前フランスへ旅立つとき、人生をスーツケース2箱につめたせいだろうか?
(本気ですべてをつめた)
それとも全く言葉のわからない国へ乗り込んでいくせいだろうか?
仕事が全く決まっていないせいもあっただろう。
なんとなく日本を捨てる感あった。

出発直前になり,どうしても孤独を感じ、飛行機に乗るまで、いいようのない不安と戦った。
人によるだろうが、そのころ可能性があるなら移住も考えていた私には、その瞬間がものすごく一瞬で儚い分岐点に思えたのであった。

日本を離れている人々はそんな遠い日本に思いを馳せている頃だろうが、
今,渦中の私には日本の東京のこの場所の電車に乗っていて、それでも自分の居場所がない気がして、うろうろしてる。日本を出れば本当に居場所がないのは百も承知なのに。。

どこにも属さない私が、今ここに存在している。
友は言う。それは間違っているのだと。
ではこの私のもやもやはどこを駈けぬけるのであろう。
新たな大地を探しさまよう。

結局は自分選んだ土地へ根が生え始めるのであろう。
by inei-reisan | 2012-10-25 00:20 | ミュンヘン日常 | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない

by inei-reisan
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