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終わりのない旅

まだまだ終わりのない旅は続いている。
じつはその旅がいつ始まっていたかもよくはわかってはいなくて、
ただ、まだその旅が続いていることだけが、感じることができる今。
いまは正しいとか、悪いとかそういう定義の次元ではなくて、
どの感覚を信じて進んでいくのか、
自分の予測できない、時空を旅している感覚だ。

こういう旅は、ほんとうに自分を信じて、断固とした芯がないと、
続けていけない。

宇宙空間をぐるぐる回ったスプートニック。
そんな彼を私はこれからもどんどん追いかけて行くのだろうか。


日曜の夕方、暑さに負けた私はすこし一人で散歩して近くの公共プールへ。
歩いていったので、夕方5時半くらいについたら、
反対側から大勢の子供を連れた家族づれとすれ違う。
よかった、じゃあプールは空いただろうと期待してゆけばそれどころじゃなくて、
まだまだたくさんの人がプールで泳いだりしている。
ドイツのプールは、大人気。
すこし有料で、いくつかのプールとちいさなサウナがあるのがスタンダードだけども、
週末の熱さを冷ますにはちょうどいい感じなのだろう。
大きな25mのまっすぐなプールと、外に張り出している流れるプール、
子供用の浅いまるいプールや、ミストサウナ。
プールの先にはちいさな飛び込み台も付いていて、
若者が派手に飛び込んでも監視員のひとはうんともすんとも言わない。

私はといえば長いプールに入って泳いでいたら、すっかり寒くなってしまって、ミストサウナへ。
小さい水蒸気のなかにはぎっしりとやはりひとが座っていて、
くつろいでいる。

そんななかで腰を下ろして座っていると、
たくさんの国籍がじつは混じっているのに気がつく。
話している言葉もいろいろで、
選ぶ水着の種類もいろいろ。
でもとくにラテン系が異様に多いと感じたかな。
(今年のドイツへのスペインからの移民の%はかなり増えたそうな)
でもまだ、この国でもどんどん増えている肌の黒いひとは見当たらない。

まだあの人たちは日頃の生活に
プールという考えが入らないのだ。もちろん。
私がプールにいくようになったのも、ここにきて2年目ぐらいで、
やっと週末にお金をすこし出して、水に入るということを覚えたものね。

そんな話をしてるとパリのプールを思い出す。
たしかパリのど真ん中の駅のなかにやはり公共のプールがあって、
泳いでる姿が駅の店の道側から透けて見えるようになっていた。
ときどきそこを通る私は、水に浮いている泳いでいる姿をちらちら眺めていた。
日中には家族ずれがおおいから、その透けて見えるプールの影は
家族づれのちいさな仔共の影やおでぶなお母さんの影が
ぷかぷかと浮いていたけどもも、その色の割合といったら
ほぼ、ほとんどが白色ではなかった。

いつか、ミュンヘンのプールもそうなるんだろうな。
その時ドイツ人は、どうやって受け入れるんだろうなぁ。
ついつい嫌味に考えてしまう私は、
ほんとうにほんとうにやなやつだ。
by inei-reisan | 2015-07-27 05:08 | ミュンヘン日常 | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない

by inei-reisan
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