florence vol.2 会話



e0211739_06112790.jpg
頭をあげて天井を眺めてみる。
誕生いっぱいに描かれた様々なストーリーをじっと見つめていると、
どんどん目の前がぐるぐるしてきて、どこが始まりで、どこが終わりなのかわからなくなる。
そのくらい天井画を見つめる。
どこかに私が見つけられる秘密があるんじゃないかと、
どこかで私にメッセージが送られているんじゃないかと
どきどきしてくる。

e0211739_06214710.jpg
巨大な銅像の前で、私は影をみる。その像が動いているんじゃないかと錯覚を起こしてしまう。
生き生きとしているというのはこうことをいうんだなと
その像の前で再度確認する。
そしてぐるぐると像の周りを回れば、様々な顔が出てくると聞いてたから
また私もぐるぐると像の周りを回る。
確かに。持ち上げられた彼女と一瞬目があった気がする。

e0211739_06220694.jpg
石の中から彼の作品が浮き上がってくる。
彼(ミケランジェロ)は、巨石を前に一発勝負で掘り始めて
しまう怪物だったらしい。
いくつもの構想を繰り返し、デッサンをし
いざ出来上がったイメージを目の前の石に一発勝負でぶつける怪物。
この作品は最後の彼の作品であり、未完成であるのに関わらず、
もうすでに生きているかのようだ。
岩の中からもうもうと生まれてくる、そんな彼の遺作達。








[PR]
トラックバックURL : http://ineireisan.exblog.jp/tb/25408747
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by inei-reisan | 2017-02-22 06:30 | travel? | Trackback | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31