古ーい記憶

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週末を利用して冬のロンドンを訪れた。
12月になったこの辺りはどこもかしこも寒くて、でもクリスマスが近ずいているから、
皆がうろうろと出歩く季節。
Mega-Cityであるロンドンは、日頃ものすごい静かな暮らしをしている私には
強烈で、物騒がしくて、忙しくて、そしてキラキラしてて刺激的。
昔のいつか、このlondonで建築のワークショップのためにカメラを持ってうろうろしていた頃が私にもあったのになぁと
思うと、本当にあの頃の私は私だったのかと、疑問に思ってしまう。
英語もままならなかった非常に若かったあの頃、それこそ同じようにMega-cityだったこの街を私はなぜか制覇できると、
勝手に信じていたのだ。

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当時ロンドンに滞在してたのはたったの3ヶ月だったけど、そこに住み着いていた日本人達の濃さ(風貌)に、私は圧倒させられた。
街を歩いても、彼らの姿はどこに行っても見分けることができたし(そのぐらい当時のロンドンに住んでいた日本人(建築、デザイン学生が多かったかな)はぶっ飛んでいた人が多かった)
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違法行為もなんのその、なんとか海外で自分の道を見つけるためにほんとうに必死だったと思う。
夜のクラブは、盗みやドラッグの話は普通の話だったし、学校であんなに素敵にプレゼンしてる彼が、夜踊り狂って女を引っ掛けてる姿を見ると唖然としていた。美術館が無料な場所が多かったから、私もいくつもの作品をみてまわっていた。

今、彼らが世界のどこにいるかはわからないけど、
きっとあの時のあの場所での刺激と記憶が彼らに残り続いているに違いない。
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数年後にここにきて、久しぶりにJAPANCENTERに行ってみる。
ここは当時はお金がない学生がたむろしている場所だったけども、いまではすっかりリフォームされて、素敵なアジア食が食べれる場所になっている。
そこで注意深く日本人を探してみる私。
イヤホンを片手に、日本のお菓子やパンを選ぶ様は、ちっとも滑稽な人たちではなく、日本の普通の人(学生)たちだ。
今回お世話になった友達の話によると、学生もバイトができるように最近のビザはなっているらしいから、
少しは遊ぶお金なんかもできるんだろうと。

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いつもは世界が当然わかってるんだから、私も当然変わらなきゃという考えになる私も、この光景だけはどうにもこうにもやはり受け入れられなかった。
もうどこかに消え去ってしまったあの濃い人たちが、いまは恋しい。
そして私はもう変わらなくてもいいことが、選り分けることができるようになったのかもしれない。

そう私はふと思った。
あの頃の記憶も思いも大事に抱えて私はこのまま進んで行こう。









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# by inei-reisan | 2017-12-17 06:53 | travel? | Trackback | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない
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