葛藤 熱 叫び

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タイトルは熱いけど、でも私が叫んでるわけではない。
私の日常は、傾き始めているわけでもなく、
狂い始めているわけでもない。

でも、喧嘩してるひとも、悲しがっているひとも 今日も
またみて、私はそれを確認しながら進んでいる。

ときどきそういう熱い感情に感染することがあって、
ときどき自分がそれにやられることが、ひとより私は多い。


昨日夜、友達とご飯を食べに出かけたら、
たまたま新宿2丁目みたいなところにでた。
昨日はあちこちで七色の旗がはためいていたから、
彼らも誇らしそうに、夜お酒を飲んで夜のミュンヘンを楽しんでいる。
二人で手をつないで、
ちょっとキスをして、そういう風景が私にも暖かくて
あぁ、私も誰かそばにいてほしいなぁ、という気にさせられる。

そんな中を通って、私たちはギリシャ料理を食べにいく。
なんともがやがや騒がしいレストランは、どうやら亭主の気前良さが決めてらしい。
注文する前にその酒への注ぎ方で豪快さを覚え、前菜の途中にがんがんギリシャ音楽が
エスカレートしてかかり始め、ビールの合間にどんと1回目のouzo,
食べ終えて、もう一回ouzo.最後まで私たちを返してくれない。
お会計を頼んでも聞き入れてもらえず、最後にまたouzo.
これは一緒にあのギリシャダンスをするしかないかっと思うぐらい、
気前がいい(?)亭主の店だった。
おかげでフラフラによってしまう私の友達。

でも豪快さと、ひとの良さで、あの人気なのかもしれない。

また、行ってみようと
思ってしまう私も、結局は

あの店の亭主の囚われの身。
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by inei-reisan | 2015-06-28 15:42 | ミュンヘン日常 | Trackback | Comments(0)

蜘蛛の糸 

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小学生の時に、芥川 竜之介にはまり蜘蛛の糸を読んだ。
児童書として訳されたそれは、私を動揺させたけども、それと同時に心の奥からふつふつと
高揚感がなぜか湧いたのを今でも思えている。

あらすじ
釈迦はある時、極楽の蓮池を通して下の地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけた。カンダタは悪党であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。それは小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたことだ。それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出そうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろした。
極楽からの蜘蛛の糸を見たカンダタは「この糸を登れば助かる」と考え、糸につかまって昇り始めた。ところがふと下を見下ろすと、数多の罪人達が自分の下から続いてくる。このままでは重みで糸が切れるだろう。カンダタは「この蜘蛛の糸は俺のものだ。下りろ」と喚いた。すると蜘蛛の糸がカンダタの所から切れ、彼は再び地獄の底に堕ちてしまった。
自分だけが助かろうとし、結局元の地獄へ堕ちてしまったカンダタを浅ましく思ったのか、それを見ていた釈迦は悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。




この蜘蛛の糸のような先には何があるだろう。
いつか切れてしまう、一時期の友達関係や、いつまでもぐるぐると
繋がっている友達達。
家族や恋人、いろいろな糸がここ一つにまとまって、ゆらゆらと動いている。

この蜘蛛の糸は誰でもいつでも、保持していて、
ただ言えることは大軸が揺れてしまうと、
繋がっている糸も大揺れしてしまって、
揺れに耐えきれず切れてしまったり、絡まったりしてしまうのだ。

ただこんなわたしと繋がってくれる人たちをわたしは
心から大事にしたいと思う。

糸の先で風が吹き、ゆらゆら揺れ下がっていても、
大軸のわたしはしっかりその先を支える軸になるんだと
いつからしか決めている。

その決断はいつからかわたし自身に力をくれる。
悩むことから、解放してくれて、
私は自由に存在しているのに、

強くなる。


蜘蛛の糸

芥川 竜之介 /


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by inei-reisan | 2015-06-27 06:44 | ミュンヘン日常 | Trackback | Comments(0)

本を読む人

昨日また本を読む人にあって、
いかに本好きが本をあつめることが大変かを
話してもらった。
本がすきな人は、どんどんと自分のすきな本をみると、手が止まらなくなって
結局はどんどんと買い物かごの中に入れてしまって、
どんどんと買い集めてしまうそうな。
そして山ほど溜まった本は、それ自体がずっしりと荷重をかけ
いつかは床が抜けるほどになってしまう。

読むのがとってもすきなひとだから、いくらたくさんの本でも、
いつでも読み直したくなって、
昔どこかに収納した本を時間をかけて探しだして、
読んでしまう。

物をなるべくもたないようにしているわたしには、到底できない生活だけでも、
自分の読んだ本がいつでも自分を支えてくれて、本がそばにあるということが
きっと安心感をもち、幸せなのだろうなと考えた。



そう考えると、本を初めて作ったひとはえらい。
それができる前には、あちこちに散らばっていた
言葉たちを、「一つにまとめる」という方法をとったことで、
人間の進化というものが始まったといっても過言ではないと思う。


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写真は、チェコのお城の裏にあるストラホフ修道院の哲学の間
当時は、ものを知るということが、まずは知恵への第一歩だったのを思い知らされる。
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by inei-reisan | 2015-06-11 17:14 | ミュンヘン日常 | Trackback | Comments(0)

チェコ vol.4 チェコ人

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ひとりで旅をしたら、自分の引いていた線がまた向こうへポンと広がった気がする。
そんな大事じゃないけども、自分から見つけなくてはならなかったことで、
ひとりでいじいじしていることが多かった私には、それでもよい収穫だった。

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ここの人は、真面目な印象の人が多い。がやがやしてる観光客の間を忙しく、寡黙に働いている人。
笑顔で教会を紹介する地元の案内、美術館の受付。


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一泊だけしたプラハのホテルでは(田舎とかドレスデンとか飛んでたので、プラハでは計4つのホテルに泊まった)、なんと泊まり客がおそらく私一人だった。
簡単なBBでたまたまサイトで見つけて泊まったんだけども、
田舎から到着したバスが8時近くだったので、遅くにホテルにチェックイン。
呼び鈴を鳴らすと、なんとも若い男の子が私を迎える。
彼一人しかいなくて、おそらくホテル番。英語も、ドイツ語もだめだったので、片言の言葉で会話をする。
ホテルは古くて、でかいビアホールみたいなレセプションと、レセプションはカフェとつながっており、そこが朝ご飯も食べれるらしく、さらに奥には酒瓶が並ぶバーのカウンターがあり、その奥のエレベータで2階の部屋に向かう。
またそのバーも手前だけ電気がついてて、彼の友達らしき人が一人飲んでいただけだったが、
そこまでの距離感も半端じゃない。
カウンターの奥には舞台らしきものがあって、真っ暗だが、天井にはバロックの彫刻だけうっすらと浮かび上がってた。


エレベーターは、年代物。スイッチを押し続けないと、途中でとまってしまうと説明をうけ、そう言っているとたんに、それは急停止。彼が話しながらボタンを離してしまったらしい。
笑いながら部屋に到着。

次の日の出発も朝早かったので、本当に素泊まりだったのだけど、
朝早いんだけど?っていうと、24時間あいてるから大丈夫との返事。
彼一人で夜番しているんだろうか。
朝出発が早かったため、すこし早く朝ごはんをお願いしたのだけど、寝ぼけた彼がやはりレセプションで待ってて、私だけのために朝ごはんを用意してくれた(コーヒーとお菓子と果物だけしかなかったけど、私的にはコーヒーが飲めればOK)
私が出かける頃に、掃除らしきアジア系の女の人が一人、ホテルに入ってきて、やっと彼は会話を始める。

よかった、彼もこれでひとりじゃない。

そう思って、私はドレスデンに出発した。
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by inei-reisan | 2015-06-06 15:49 | travel? | Trackback | Comments(4)

チェコ vlo.3 劇場

ミュンヘンに帰ってきたけども、ブログは続けます。


チェコの5月の天気はいったりきたり。
傘やら、Tシャツやら持ってきていた私は、準備いいじゃないとひとりごちてみたり。
今回の目的の一つは劇場と教会にいくことだった。
噂では東の劇場たちはかなり状態がいいまま残されているということだったから。
ここの人たちは、昔の人たちが芸術文化へお金をかけたのは半端じゃなかったみたいで、
その恩恵をいまの人たちも受けている感じ。

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人生初のちゃんとしたオペラを見てきた。
演目は、アイーダ。
緊張しまくって、前もってネットでストーリーを調べて、頭に入れていった。
字幕は英語とチェコ語。多分かなりセリフがようやくされているのか、歌いながら話すからほんとうにシンプルなセリフなのか、私でも十分についていけるテンポで。

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実はプラハには他にもいい感じに頑張った劇場があって、
ただどこも工事中で写真が全然とれなかったので、いかサイトからの転用。

チェコ人によるチェコ人のための劇場をー国民劇場。
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そして私の好きなミュシャが内装デザインを引き受けた市民会館
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ここは内部の見学ツアーに参加した。でも撮影がNGだったので、この素敵な内装を伝えられないのがもどかしい。

劇場は、バレエの先生に影響されてハマってきているのだけど、
実際その会場の舞台で立っている人の気持ちなんて、そんなに考えたことなかったなぁと。
たくさんのスポットライトをあびて、会場の奥まで見えてなんかいないんだろうけども、
見ているほうも素敵な建物でせめて楽しめたら、それはいい思い出の一部になるんだろう。

舞台の裏には過酷な訓練と、努力があって、
表ではにこやかに笑う、coolな姿を見せ、
それに魅了される観客たち。

なんて世界が一つの建物に詰まってるんだろう。
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by inei-reisan | 2015-06-04 16:01 | travel? | Trackback(1) | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない
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