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オランダ人の庭愛

さて、

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また深夜バイトをこなした私は少し遅く起きて、コーヒーを入れて窓の外を眺める。
我が家のリビングの窓はちょうどそれぞれのアパートの中庭に囲まれており、
隣人の様々なアクティビティを眺め、眺められることになる。

ここにきて、びっくりしたのは、その隣人への寛大なる開放度合。
各部屋の、大きな高い窓に、カーテンを一切かけず、常に隣人へ日常生活を生中継状態。
おかげでどこにどんな人が住んでいるか、
いつのタイミングで家にいるのか、
しばらく住むとすぐにわかってくる。

さてここ数週間、この家のすぐ脇にあるお家の中庭では、夏らしく夕方になると
素敵な中年ご夫婦の水着姿がお目にかかれる。
そのお家には、自家製プールがあり、外で食べれるテラスがあるので、天気がいいとすぐ庭でくつろいでいらっしゃる。
ただし多くのお家の窓から、それは丸見え。でも気にしないオランダ人達。(実はご夫婦の片方はドイツ人で小さい頃に引っ越していらっしゃった)
子供達はすでに独立して、お家から出て行かれているけども、ものすごい頻度でその快適なお庭に遊びに来て
やはり水着姿で最近はいらっしゃる。


前にも書いたが、オランダ人の庭への愛はなかなかのものである。
ここかざっと見えるだけでも、様々なジャンルの庭を眺めることができる。
我が家のオーナーは野草好きで、かつ庭に小さな池を作り、鯉がいるし、
子供がまだ小さいお家は、遊び広場なるものを庭に設けていたりする。
この並びで、共同で借りているらしい学生達は夕方になるとビール片手にばんばん庭に繰り出してくる。
それらは全て中庭で行われていることだから、
正面に面した道路から見ることはできない部分。

でもこうやって一緒に中庭生活を過ごしてみると、これはこれで快適でなかなか居心地がいいものなのだ。
ただ隣人になんでもかんでも見られてしまうという、羞恥心を克服できればの場合だが。





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by inei-reisan | 2017-06-11 18:18 | オランダ生活 | Trackback | Comments(0)

布団の歴史

引越しが多ければ多いほど、人は寝床を変えることが多くて
私もそうやって寝る場所をよく変えた人の一人。
人生の半分は、睡眠に費やしているらしいから、そう考えると寝ている時間を一緒に過ごしている
布団は実は、気がつかないほどの私たちの理解者。


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どんな薄っぺらい、カビ臭い布団でも。
方や、ふっかふっかの高級布団であっても、私にとっては、一時的なおつきあいのことが多くて。
また住むところを変えれば、布団が変わり、ベットが変わり、
マットレスが変わってゆくのである。

私が人生で初めて布団を意識したのは、
4、5歳のとき、よく東京から田舎に泊まりにくるおばあちゃんが来客用の布団を敷かれているその脇に
私の分まで敷いてもらったときだった。
おばあちゃんはよく夏に泊まりに来ていて、夜になると蚊取り線香の匂いが部屋じゅうに
染み渡る。
そとは鈴虫がうるさいほど合唱していて、たまにしかこないおばあちゃんと一緒に寝たがった私は
とくふっかふかの敷き布団に潜り込んで、おばあちゃんと一緒によく眠った。

そのあと、思い出せるのは高校時代のベット。
一人用のベットは小さいけど、快適で。
でも勉強熱心な私はよく夕方の部活帰りに制服のまま布団に潜りこんで母親に怒られた。
制服のまま寝ていたのは、着替えるのがめんどくさいのと、またどうせ夜遅くまで勉強しなくちゃいけない
そんな理由もあったのだけど、
それにしてもよく怒られた。

それからは、大学時代の製図板の上のベット。
夜寝るのが惜しかった私は寝ることが恐怖になっていて、家に帰らずによく大学の製図板の上に寝て、
朝まで課題をこなす。
取り憑かれたように一人暮らしの家に帰らなくて、
家に帰っても家にあるベットは押し入れに片ずけて、製図板の下に突っ伏して寝てた。

それからは、ゲストハウスの生活が始まったのだけども、
布団は自分で持つものじゃなくて、一時的に借りるもの。
誰が使ったわからない布団をかぶって眠る生活。

そのころ巷では高級布団だの、低反発クッション枕だのと、いろいろ出てきたが、
ころころ住むところがかわる私には
ちっとも心に響かなかった。

それから国が変わることが多くなったから、布団は場所が変わるたびに手に入れるもの
というものになった。

それからも、布団の下で私はたくさん笑ったし、たくさん泣いてきた。
布団の中での電話での会話や、かつて潜りこんできた猫との会話や。
熱を出したことも、病気に苦しんだことも。

万が一、もし私が同じ場所にずっと住んでて、数年同じ布団をかぶって
人生の半分以上を過ごしてきたとしたら
どうだったんだろうと思う。

私の人生の布団の中に潜り込んで起きたたくさんのことを
いつまでも覚えているものがそばにあるんだとしたら
それはそれで、とってもよかったんじゃないか。

そんなことを思ってしまう。



そんな物質的な面から、私に起きた様々な出来事を思い出せることができる
心の余裕を、嬉しくも思う。

そして誰かと一緒に布団をシェアすることの喜びも
最近になって知ったのだ。










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by inei-reisan | 2017-06-09 05:37 | オランダ生活 | Trackback | Comments(0)

深夜バイト


1年弱にしてやっと見つけたバイトは、夕方から開く学生向けのカフェ・バーでのお仕事。
基本学生向けなので、安い飲み物しか出さないし、
それよりもなによりもOPEN1年目ということもあるのか認知がさほどされておらず、
客がこない。泣。
オランダのバイトは時給で支払われるが、あまりにも暇だとすぐ家に帰されてしまい、
しかも週1回くらいしかシフトも入れてもらえず、ほっんとに稼ぎにならないのが今の現状。

まあ、それでもほぼ毎日あるオランダ語の授業やら、週2回も行ってるバレエと組み合わせると、
私に都合がいいといってもいいかもしれないし。

さて、だから、この片田舎にやってくる、外国からの学生はこんな貧素なカフェに集まってくる。
話によると(まだ初めて1ヶ月の私には馴染みのない客ばかり)、大抵夜10時頃にやってくるブラジル人学生。
彼女はここで大学を卒業して、そのままどっかでバイトしているらしく、
夜時間を潰しにやってくるらしい。
おそらく一人寂しそうな彼女は、今夜もひとりスマホをいじりながら、チョコミルクをちびちび飲んで。
でもなんともおしゃれにしている感じは前回あった時と、なんだか様子が違うような・・
お化粧も濃いじゃないかしら?

それからしばらくして、男子グループが数人で固まって来店してくる。
どうやらbachelor party (結婚前の最後の独身party)で、うちのお店のカラオケをしに来たそうな。
前もって電話が来ていたらしく、どうやらそれをうちの店長が彼女にリークしたらしい。。。
常連になるとそんな粋な計らいも?!

ということで、なんとなく楽しくその場でカラオケをして盛り上がっていました。(^^)

時にはそんなヘルプも必要よね〜と思いながら、久しぶりに家に帰されずに
真面目にビールをテーブルに運ぶ私。
大いに盛り上がって、歌いまくった彼らは2時頃、迎えに来た奥様やらフィアンセに連れられて店をでていきました。
(彼女たちもどっかでパーティしてたらしい。)


いやあ、深夜バイトは大変だけど、新しい人種に会えて面白いわ。
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(ベルギーのGENTという街で訪れた美術館にいたロダンの作品。同じ顔がこっちをみてて怖い。)



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by inei-reisan | 2017-06-04 18:24 | オランダ生活 | Trackback | Comments(0)

ベルギーVol.2

今回のベルギーの旅で印象深かったのは、絵画に出てくる奇妙な人々。

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ずいぶん昔の宗教画ばかりがあった時代のはずなのに、
ここに飾られている絵はどれもこれも不思議な人物像をしている。
上の絵は左端にイエスが影となってでてきてたり。

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この右から現れる骸骨のようなメイドなんか、
地獄からの使者にしか見えない。

どこを切り取っても本当にベルギーは不思議な国なのだけども、
こういう絵がずらりと並んでるとさらにわけがわからなくなってくる国だわ。

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それにしてもこの旅はどこもかしこも甘〜い匂いでいっぱいだった。
ご飯を抜いて、甘いものだけ食べてればいいんじゃないかってくらい、
名物のワッフルやら、チョコやら、ビールやら。
観光客もややうんざり気味にカフェに座っている姿を目にする。
一日中歩き回る彼らの原動力が、チョコやワッフルやビールだなんて、不健康すぎやしないか。

そういいながら私もお土産に一つ。
ここチョコの砂糖なしってのが、最近の私のお気に入りになった。

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by inei-reisan | 2017-06-03 05:41 | travel? | Trackback | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない
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