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人を刺すという「まね」

夜の散歩から帰って考えたこと。


病気で病んでたとき、何回も私は人を刺そうと「まね」をした。
ここで大事なのは、本当に刺そうとするのではなく、
「まねを」するというポイントだった。
はじめは、自分を傷つけようとやはりまねして、その後は相手に刃物を向けるのであった。
冷静に書いているが尋常でないことはわかっているし、
それをその瞬間にコントロールできない自分が悪いのだと分かっていても、
どうしてもこうやって大事な人を結局は失っていくのであった。

はじめの頃は自分を自分でたたいたり、壁にぶつけたりする程度だったが
それも押さえきれなくなり、物を壊すようにもなって、
自分に自分が苦しかった。
そしてその現象は唯一の愛する人の前でしか現れないのだから、
なおさら落ち込むのであった。

ここで出会った先生が私に言った事は、
目の前のコップに熱い熱湯が入っているとして、
それを掴んで熱いと認識するように、
物事はこれはいいことだ、
悪い事だと自分で判断する訓練が日常的に必要だと
そう諭した。
要は幼い頃から自分を偽って育って来たため、
その感覚が無意識に制御され、
心に闇ができているのだと思う。

ただここで大事なのは今の問題はその環境や親ではなく
自分と向き合うということである。
過ぎた事を悔やむんだり恨んだり責めたりする事は
これからを変えることにはならないのだ。
自分に集中し、自分を癒し、安定させることが
最優先なのだとも思う。

明日も早いのでもう寝ます。
みなさんもよい一日を。
by inei-reisan | 2011-02-16 06:26 | ミュンヘン日常 | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない

by inei-reisan
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