2011年 10月 03日
赤い指
なんだか病んでいる本だわよ。とコメントつきで貸していただいた本。
久しぶりの東野さんの本だったけど、やっぱり彼は最後逆転系が好きなのね。。笑
最後の数ページでうわぁっと感動してしまった。
個人的には、まったく病んでる感じはしなかったな。むしろ人間の本当の正直なところを書いた
お話で私は共感が持てたけど。
この本を読んで思ったのは、父親との関係。
私は女兄弟2人という家庭だから、なおさら父親というものに
距離を感じているのかもしれんのだけど、
こんな私になったのも実は甘やかされて育っているからだろうと思う。
父親を恋しいとは感じたことはないが、でも彼への愛はそれなりに存在してて、
海外生活をして離れて後悔することはあろうが、でもこのままでいいと今は思っている。
ただ父親というのも人間だから、実は正しくないこともたくさんするし、
それを許さないのは厳しすぎるのかなと思ったりもした。
人間と人間が重なる時点で複雑なことがたくさん発生しているのだね。
それをすべて受け入れる人間の器にもっとなりたい。
by inei-reisan
| 2011-10-03 16:34
| 言葉
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