背中に背負っているもの

夜の帰り道。しっかりと降り積もった雪は尋常ない寒さで
粉雪が細かく固まって、歩くたびにキュっキュっと音を立てて、
駅をでたみんながそうやって踏み鳴らすので、まるでみんなで合唱をしているよう。
真っ白な銀世界はなんだかこの国らしくて、寂しくはないけど、にぎやかでもなく、
妙に落ち着いている感じがする。

しっかりとやることが溜まった私は逆に腹が座ったのかいやに冷静。
どうせばたばたしても状況は変わらないし、
しっかりこつこつと貯めておけば、その感じがおのずと出てくるのだろう。

ただ毎日のようにいらいら怒ったり落ち込んだり、
怖がったりするのに
とうとう疲れた。

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これがいかに貴重な体験かというのは十分承知しているのだけど、この寒さがなんとなく
メランコリックにさせて、東京で無感覚だった生活も
1年くらいまたしてもいいなぁと夢見たりもする。

はて人間、隣の芝生は青く見えるもんだ。

この降り積もる雪がすべてを払い落としてくれる。
そう信じて今日は眠ろう。
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by inei-reisan | 2012-02-08 06:45 | ミュンヘン日常 | Trackback | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない
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