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珈琲

忘れたときにやってくるとんでもなくおいしい珈琲。
時間があるから豆からゆっくりひいて、ゆっくりお湯を通した
珈琲はなんでこんなにもおいしいんだろう。
と夜7時に珈琲を飲む私。

夜だけど、ここではまだ太陽がさんさんとしていて、
テラスでビールを飲んでいる人も多いから、
こうやって家でゆっくり入れた珈琲もきっと許されてしまう。

ここにきてから間違いなく珈琲の味には自信がでてきた。

フランスの珈琲はなんともどれも濃くて、ドロっとしてて、
私にはそれが普通だと思ってたけど
ここドイツのしかもミュンヘンの水で入れる珈琲はまた一味違うのだ。

すっきりとした濃さとコクと香りがついつい病みつきになってしまう。
ミュンヘンの水はものすごい硬水で山水できれいだから、
(時にはカフェでミュンヘンの水として売ってたりもする)
こうも美しくできあがるのだろうか・・


人生初めてインスタント以外で自分で珈琲を入れたのは、
ゲストハウスで珈琲マシンを手に入れたときだった。
粉を買ってみて、そのマシンに入れて飲んでみると
今まで飲んだことがない味がした。
病み付きになるまで対して時間はかからず、そのまま珈琲づけの生活に突入した。

次にはまったのはフランスから帰って、フランス恋しい娘になってから。
夜11時でもマシンにスイッチを入れてしまう
私。
その頃はバレエにはまって週3回も通っていて、
家ではご飯を食べすに酒と珈琲ばかり飲んでたら、
あっという間にやせた。

なにかをこそぎ落とすかのように、私の体は酒と珈琲に侵食されていって、
傍目からみてもやばいと思われる寸で
そのころの彼に会った。
彼は毎日のように夜遅くても料理を作って、食べることの大事さを私につくづくと語るのだった。
そうやって酒と珈琲だけの生活から
開放されたのだった。

今の私の人生はそうやって多くの人に助けられて存在している。

こうやって珈琲を飲む時間も。
by inei-reisan | 2012-06-20 02:18 | ミュンヘン日常 | Comments(0)

自分が住む国を選ぶ権利はあるが、国が私たちを選ぶ権利はない

by inei-reisan
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