2013年 11月 30日
私が表現できているもの
はたしてどのくらいあるのかと考えてしまう。
比較的陰湿な文章が多い私のブログは、かなり好き嫌いが分かれるだろうけど、
それでもどうしても文章を書きたくなってしまうのだ。
パリで新しく香水を買った。
いつも使っているクロエのシリーズでバラの香りのもの。
なんだか毎日使う匂いがわかるってのはいいものだ。
日本では香水をつけることがなかったけど、
こっちにきてからかなり消費量が増えた。
朝香水をつけると、通勤時間に一瞬匂いが変化し始める。
歩く道の中と、電車の中で匂いはだんだんと消えていって、
仕事中にはすっかりわからなくなってしまう。
でも夕方、学校と仕事が終わって、コーヒーを飲んでゆっくりしているときに、
なぜかその匂いに気がついたりする。
毎日のわりかし、長い時間をかけて私はその香水を楽しんでいることに
気がついた。
はてどこで香水を学んだかというと、やはりフランスのリヨンのときだった。
雑誌の折込に入っていた香水のサンプルが珍しく私の興味をひいて、
それから私は5年ほど同じ匂いをつけていることになる。
いつも冒険しようと、空港でいろいろと探してまわるのだが、
やはりこの匂いに落ち着いてしまうのである。
でもこの香水の私の特別な使い方。
夜一人で家に居るときに、寝る前に少しつけると、
それはそれはいい気分になったりする。
せめてもの贅沢。
by inei-reisan
| 2013-11-30 05:30
| ミュンヘン日常
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