2014年 05月 01日
伸縮性
体がなまるのと同じように、頭も考えないと、なまるみたいで
余計なことばかりを考えると知っているはずになのに
でもどうしても余計なことばかりを考えて、
一人で悶々としてしまう日々。
大草原で大きく息を吸って、太陽の光を浴びて、
手をぐるぐる回せばすこしは
この頭の中のぐるぐるは出て行くのだろうか。
ああ、この曇り天気のミュンヘンもなんだかやるせない。
っと、ひととおり愚痴を書いたあとで。

教会のはなし。
先週末訪れた街はULMというところで、世界で一番高い人間が上れる教会がある。
イースターのお休みということもあって、教会は観光客でいっぱい。
私も一歩一歩踏みしめながら768段のぼりきる。
上に行けば行くほどどんどん狭くなっていく通路は最後降りてくる人と
すれ違うことができないくらい細くなって、
壁にお腹を互いにくっつけなっがら
すれ違うように上っていった。
頂上ではなんと雪がふっていて、
寒いし、風も冷たいし、
写真を撮るのを忘れてしまう。
というかこういう写真スポットですよっていうところの写真をとるのに
私はぜんぜん興味がない。なぜだろう。
頂上からの帰り道には大きな教会の鐘が
見下ろすことができる。
ちょうど鐘がなる時間にあたって、
ぐわんぐわん鐘が鳴り続けるところを見物する。
それはそれは迫力があった。
鐘の音はちょうど重なりあうと、超音波みたいな音になってくる。
かなり長い間鐘は鳴っていたけど、不思議と苦痛ではなくて、
いつまでも巨大が強大な電気仕掛けの支えによってそれが揺らされていく
様をいつまでも見ていた。

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by inei-reisan
| 2014-05-01 17:40
| ミュンヘン日常
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