2018年 03月 05日
私はちがう人間だ
ヨーロッパの寒ーいオランダの田舎で毎日自転車をこいで通勤している私。
外は氷点下10度、平地で風も強いし、自転車をこいでいる時の私の体感温度は半端ない。
毎日朝起きて、電車に40分も乗って田舎の中さらに20分ほど自転車をこぐ私は、きっとこの辺で唯一の有名頑張り屋日本人だろう。
友達にそんな話をすると、びっくり仰天される。
私の今の生活は、どこの誰も理解できない、そんな生活。
ときどきそんな厳しい生活をしていると、
なんか昔の自分の禊をしている気になってくる。
なにが決定的に悪かったわけじゃないのだけど、自分を曲げられずに、人を思いっきり傷つけたこともあったし、
きっと相手が同情して欲しい時に限って厳しく意見を言った私もいたし。
この生活は自分が選んだ、でもまだ先が続く途中の生活だけども、
その生活に私は責任を持たないといけない。
そう私は人と私はちがう人間だ。交わることができても、決してぴったりと重なることはできない。
ちょっと話は逸れて、最近よく聴いてるこのlemonの歌詞に出てくる言葉が私は気になってる。
「きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかってる」
いやそんなことは、やっぱり私には納得できない。
私を傷つける刃物は、ざくざくと深くつきささってゆく。
受け取る側が繊細であればるほど、それは深く刺さって傷ついてゆくんじゃないか。
いくら、傷が癒えてだんだんと強くなったとしても、私たちは鋼ではないから、気を許すとまた刃物が刺さってゆく。
ただそんな不安定の世界で私たちは存在していて、それを忘れてはならない。
だからこのセリフのように楽観視したくてもできないと、
そう思ってしまう私は、
臆病者で、
やはり悲観主義者だ。
(先日訪れたドイツのessenにある旧炭鉱。いまでも工場がそのまま残っていて、今にも全てがいきいきと動き出そうだった。:)
by inei-reisan
| 2018-03-05 04:21
| オランダ生活
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