化学反応

よくわからない化学反応が二人をおそった。

それは突然やってきて、二人の結合を見事に
分解させたのであった。
私はそのころ非日常な感情に気がつかず、
毎日の生活を追われるように、過ごしていたのだ。
二つの結合は固くはがれないものとされていたが、
なんだか見事に分解分子が存在され挟まれたようであった。
それに二人は気がつかず、その分子を挟み続け、
最後まで反応を完成させてしまった。

ひとそれぞれのつながりかたがあるであろうけど、男と女のそれは
どんな形であれ、普通の家族や友人の結合とは異なって、
複雑だ。
中学校のとき学んだ反応式が頭の中をめぐるけども、
式が完成しない分子は、いつまでも他の完成式に取り憑こうと、
ふわふわとめぐる。

単純な分子ほど、つながる確率数は高い。
複雑な分子になればなるほど、チャンスは少なくなる。
しかしそれでも複雑な分子がどこかで反応式が完成したとき、
それはとてつもなく強い式になる。

面白いことに、私という分子は

化学でもそう説明されてしまうのか。



今の私はどんな分子になっているのだろう。
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# by inei-reisan | 2010-12-09 07:12 | 言葉 | Trackback | Comments(0)

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